<第24回 家の解体と産業廃棄物>
2020.02.05
家を建てると、どれくらいの産業廃棄物が排出されるのか・・・を考えてみました。
新築するにあたり、発生する産業廃棄物は約12㎥と言われます。
重量で言うと約1700kgに値します。
その中で注目すべきは、約30%を占める「廃プラスチック類」です。
なぜ廃プラスチック類が大幅に割合占めているのでしょうか。
原因としては、現場への材料搬入時の梱包材や、現場を傷付けない為の養生材が多く使われているからだといえます。しかしこれらの廃棄物に関しては、建築する上で必要不可欠な措置と言えます。
よって今後はリサイクルの観点から梱包材や養生方法を検討していく必要が有ると考えます。
また、新築現場では余剰部材が出るのも一つの特徴で、実際に現場でサイズ調整をする工法では多めに建築材料を備えるため、それが余剰部材となり、産業廃棄物へと化すケースがあるようです。
先に挙げた内容はほんの一部であり、産物に付随するあらゆる廃棄物を減らすことが最優先課題であり、地球環境を守る為の第一歩であると考えます。