産廃豆知識

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<第22回>大気汚染の問題について

2019.12.05

今月12月は『大気汚染推進月間』です。環境省ではこの期間に、きれいな空を守ることの大切さを呼びかけています。

また、環境省をはじめとして、様々な自治体でも大気環境を守るための提案がされています。


 大気汚染と言うと産業廃棄物とは無関係のように思われるかもしれませんが、当社の業務の中に収集運搬業というのがあります。文字通り廃棄物を収集して処理場へ運搬することです。そのため大気汚染とは切っても切れない関係にあります。


収集運搬業には業務用車両の使用が大前提となるため、排気ガス排出抑制のために運行台数を制限するなどの対策を取ると、繁忙期の対応が難しくなるという問題が生じてしまいます。しかしながら適正な重量での運搬を心掛けることにより車両に無理な負荷を掛けず結果的に排気ガスの排出抑制をするということは可能です。また、営業車も同様の効果を狙ってハイブリッド車両を導入しています。


現在当社グループでの収集運搬車両登録台数は170台を超えており、これに営業車両等を加えると一日あたり最大で200台近くの業務車両が稼働していることになります。一台一台での効果は些細なものかも知れませんが、グループ全体で考えた場合は決して無視できる効果ではありません。


一企業でやるよりも複数の企業が同様に行動することによって環境省の呼び掛けに答えることにも繋がるのではないでしょうか。


今年は大気汚染防止法が施行されて節目の60年にあたります。これを機に大気環境のことを考えてみてはいかがでしょうか。

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